現役一橋大生、勉強と学問について語る

これまでの経験を活かし、勉強や学問、努力といったことについて語ります。学生時代の備忘録という役割も兼ねています。

受験対策③

さて、目標と現在地の把握、その差を埋めるために得意科目を強化するべきである、という話をしてきました。

 

では、どこから手を付けていいのかわからないという場合はどうするべきでしょうか?

苦手が多すぎる、どの科目も志望校の合格ラインに届きそうにない、…

諦めてしまう理由にするには十分ですが、それだけで決めてしまうのはとても惜しいです。

ただネームバリューで決めた志望校なら変更するのもかまいませんが、憧れであれば多少高いぐらいの目標に向かうぐらいがちょうどいいです。

志望校を下げるのはいつでもできますから。上げるのはとても大変、というかほぼ不可能です。

 

なので、時間の許す限り高い目標を掲げて努力を重ねていきましょう。

ただ、突破口がないとモチベーションもなくなりますし、現実的に受かる見込みが下がる一方です。

 

なので、まずひと科目勝負できる科目を作りましょう。

オススメするのは「英語」です。

なぜ英語なのか?

 

英語の試験問題は、パターンが非常に限定的です。

文法を問うもの、長文読解、和訳or英訳、英作文 程度しかバリエーションがありません。

過去問を見ればどういう問題が出題されているか、かなりはっきりわかります。

傾向を知ってから取り組む、というのはどの科目でも共通して重要なことです。自分の苦手な分野がほとんど出題されていないのならば取り組む時間を減らしても問題ないな、とわかります。

 

また、他の科目にありがちなミスが英語では起こりにくくなります。

数学や理系科目では計算ミスがあったらいくら考え方があっていても間違いです。歴史科目でも年号の勘違いがあったら解けなくなります。

(科目ごとの勉強法については別の記事に改めて書きます。)

 

しかも、覚えることも少なくて済みます。

歴史科目では年号と出来事、関わった人物、後の時代との関連等を考えなければいけませんが、英語ははるかに単純です。

単語と文法規則だけです。

文法規則といっても大したことはありません。1冊教科書を読んで復習し、あとは問題集に取り組めば定着するぐらいの量です。

 

英語の勉強法について詳しくは後述しますが、得意科目とするには非常に向いています。

しかも、ほとんどの大学で試験科目に指定され、配点も高いことがほとんど。

となれば、やらない手はないですよね。

 

次からは汎用性の高い勉強法について書いていこうと思っています。