勉強法①
ということで、ようやく1番書きたかったことに入っていけます。 一般的に使える勉強法です。
僕自身、このやり方を英語・世界史などで実践してきました。中学3年生の時にベースとなる勉強の仕方を発見し、それ以来改良しつつ大学受験、さらにはそれ以降の大学でのテスト勉強にも効果を発揮しています。
かなり信頼できるやり方であるのは保証します。ただ、合う合わないはありますので、試してみて違うなと思ったら無理に取り組む必要はありません。
ゼロからのスタートとして、知識をどうやって自分のものにしていくかという話です。
〈用意するもの〉
教科書 問題集 ルーズリーフ
黒ペン(ボールペンでもシャーペンでも可、お好みで)
オレンジペン 最重要アイテムです。
赤シート オレンジペンで書いた文字が隠れます。
〈手順〉
⑴まず、教科書の習得したい範囲を1回読みます。あんまり広げすぎると後々大変なので、ひと区切りつくところで短めに切りましょう。
黙読でも構いませんが、音読が可能であるならば音読の方が良いです。
その際、線を引いたりする必要はありません。なぜなら、「教科書に書いてあることはすべて重要」だからです。
ただ、人間は先端の鋭いものや動くものに目を引かれるという習性があるそうなので、集中力を維持するために線を引くというのはありかもしれません。
(2)読み終えたら、ノートにまとめていきます。
…一気にレベルが下がったように思えますね。巷でさんざん「ノートにまとめるのは効率が悪い!」と言われているのにやるのか、と。
ただ、どうしてこういうことが言われるのかというと、
「ノートにまとめることで満足してそれ以降その範囲に触れなくなると忘れてしまうので、結果的に効率が悪い」
ということなんですね。
この勉強法は違います。
重要な語句(教科書の太字など)、覚えたい部分、そうした点をすべてオレンジ色のペンで書いていきます。
あとは、箇条書き、→による因果関係の明確化などとにかく「自分にとってわかりやすいノート」を作ることに全力を注ぎます。
この時、持っている「資源」を最大限に活用しましょう。教科書はもちろん、問題集で該当範囲を確認したり、資料集をチェックしたり…できる限り1ページ当たりの情報量が多い方が役に立ちます。
教科書の言い回しはやや難しめだったり、堅苦しいですよね。そこをいわば「自分語」に翻訳していきます。
翻訳の過程で意味が変わってはいけないので、書いてある文の意味を最大限に理解しようとします。
もし理解できなければ、先生や頼れる人に聞くのが一番です。
(3)ノートを活用する
ひとまず、(1)で読んだ範囲に関するノートが完成しました。
今後、何かわからないことがあればこのノートを見ればすべて解決する、というレベルになっていれば最高です。
ただ、予想もしない問題が出てくることはありますので、その都度書き足すぐらいの余裕が残ったノートだといいですね。
さて、これで終わってしまうと「役に立たないノート」のままです。
赤シート、使っていきましょう。
100円ショップでも売っていますし、予備校が配っていたりもします。
作ったノートにかぶせると、覚えたいところが隠れて自分だけの暗記ノートになるのです。
あとはこのノートだけをやっていれば学力としてインプットしなくてはならないことは完成します。
(4)問題集を解く
覚えた知識を使って、ゴリゴリ問題集をこなしていきましょう。
1周する→間違えたところチェック→間違えたところだけ解きなおす→全体を解きなおすとすると抜群に定着しますが、時間との相談ですね。
間違えたところに印をつけておくだけで、解きなおすのはある程度まとまってからでいいかもしれません。僕はそういうスタイルでした。
どうでしょうか?
まとめると「読む→ノート作る→問題集を解く」という流れになります。
時間はかかるかもしれませんが、読むだけ、解くだけ、よりも確実に定着するはずです。
是非試してみてください!コメント等もお待ちしております。