勉強法②
今回は暗記について書いていこうと思います。
あらゆる教科において、基礎には暗記による知識のインプットが必要です。
そのため、効率よく知識を蓄積できることは学力の向上に直結すると言えます。
暗記法については様々な方法論が巷に流布しています。ただ、個人によって向き不向きがあるようにも思いますので、自分がやってみて効果があったものを中心にいくつか紹介していこうと思います。
(1)五感のフル活用
教科書や単語帳と黙々と向き合うだけが勉強ではありません。
例えば、文章を音読してみる。CD付きの英単語帳を選び、聴きながら通勤・通学してみる。
など、視覚以外の感覚を使うことで記憶に残るものが格段に多くなります。
特に、書いて覚えるのが遠回りに見えて一番早いです。
自分の手が勝手に動いて書けるぐらいになったらその知識は完全にあなたのものとなったと言っても過言ではありません。
(2)記憶につながりを
丸暗記ってなかなか頭に入ってこないというか、必要な場面で使えないことがよくあるように思います。
例えば、年号だけ覚えていてもその年にあった出来事がどんなものだったか忘れていては問題は解けないですよね?せっかく覚えた知識も、使えなければ意味がないです。
そのため、出来事同士のつながりをいっぺんに覚える、あるいは英単語の関連する単語(類義語等)はまとめて覚えてしまいましょう。
(3)とにかく早く、量をこなす
中学時代、周囲に「今日から毎日単語帳に1時間かける」と宣言してプレッシャーを与えている子がいました。
正直言って、愚の骨頂だと思います。
一度に大量の知識を詰め込んでもその中で残るのはごくわずか。
人間、繰り返さないと覚えないようにできているのです。
もし、一度きりの経験もすべて覚えていたとしたら?日々のささいな出来事さえ残ってしまい、脳がパンクしてしまうでしょう。
このシステムを変えることはできません。ということで、記憶に残るようにするためには何度も何度も繰り返して記憶するしかないのです。
(もし、これを読んでいるあなたがすべて一度で暗記できるというなら…ぜひノウハウを教えてください。僕にはとてもできません。)
繰り返すためにはスピードが重要です。赤シートか何かで隠しながら見て、2,3秒で出てこない単語に関しては覚えてないものとみなします。
即答できないものを考えるのは時間の無駄です。どんどん飛ばしてとにかく早く回しましょう。
(4)スキマ時間の利用
これもさんざん言われていますね。
机に向かって単純な暗記物に取り組むのは「机の無駄遣い」です。
机に向かうときは問題を解くとかノートを作るとか、じっくり腰を据えて取り組むタイプの勉強をするべきです。
逆に、スキマの時間に暗記物に取り組まないのはもっと明白に時間の無駄です。
英単語帳、漢字、各種の一問一答… 通学中やちょっとした空き時間にできることはいくらでもあります。
ある高校の友人はディズニーランドの待ち時間に単語帳に取り組んでいたという話を持ちネタにしていました笑
まぁそこまでしなくても…とは思いますが、日常の中ではこうした空き時間が結構あります。
野球部の遠征で電車に乗る時も、ほとんどが何らかの参考書を持っていて、何も持ってきていない奴は「意識が低い」と言われてしまうような環境でした。僕らの代の進学実績が良かったのは、こうした空気があったからかもしれません。
時間を無駄にすることなく過ごすこと、その積み重ねで結果もだいぶ変わってくると思います。
どうでしょうか?
世間一般で言われていることも多く含んでいて、あまり目からウロコ、という感じではなかったかもしれません。
ただ、結局はこうした平凡なことにどれだけ真剣に取り組めたか、ということが結果を決めると思っています。
覚悟を決めて取り組んでみてください。