現役一橋大生、勉強と学問について語る

これまでの経験を活かし、勉強や学問、努力といったことについて語ります。学生時代の備忘録という役割も兼ねています。

勉強法③

今回書いていくのは「問題集の使い方」です。

この使い方をすると、「間違えたところを徹底的に対策すること」ができるようになり、結果として劇的に得点力が向上します。

受験勉強はもちろんのこと、資格試験においても非常に有効な方法として使えるはずです。

 

用意するものは

・オレンジペン ・赤シート ・ポケットサイズのノート

 

です。あとは言わずもがなの問題集、筆記用具、解いていくための紙ですね。

解いていく紙はノートを使うよりもコピー用紙のような白紙を使う方が安くて気兼ねなく使えるように思います。学生であれば配布されたプリントの裏も有効活用しましょう。

 

⑴さて、まずは問題を解いていきます。

この時は特別なことはありません。ゴリゴリ解いて、ゴリゴリ進めましょう。

ただし、わからない問題にいつまでも時間をかけるのは無駄なのでスパッと飛ばしましょう。

1つだけ。解きながら問題集にチェックを入れます。自分が分かればどういった形でもいいんですが、僕の場合は

さらさら解けたもの…無印 迷いつつ解答したもの…?マーク

全く手が出なかったもの…/

という風にしていました。 /については後々また活用される機会があります。

 

⑵ひと区切りつくまで解いたら答え合わせに入ります。

この時気にしてほしいのは?と/のマークの問題です。

さらさら解けた問題については何も言うことはありません。解説を読んで「そうそう、解答の根拠はここだよね」みたいな感じで納得しておけばOKです。

?と/については、今回たまたま正解の場合もあるでしょう。しかし、放っておくと再び間違える可能性が非常に高いです

ただ、それは裏を返せば「しっかり対策すれば得点力が明確に上がる」ポイントだということです。

では、どう対策するか。

「間違えたとこだけノート」の作成です。

シンプルで遠回りなようですが、これが一番効きます(体験談)。

何しろ「今まで間違えた問題がすべて載っている」のですから。これはもう自分専用、世界最強の参考書といえるでしょう。

 

作り方は簡単。

間違えた問題を書き出し、解答をオレンジペンで書きこむ。

基本的にはこれだけです。

余裕があれば周辺知識(世界史の周辺情勢、英語の関連単語など)も書き加えるといいですが、そこは個人の裁量です。問題集に取り組む時間が短くなってしまうのも考え物ではあります。

 

⑴ ⑵ を繰り返し、そこそこたまってきたな、という印象を受けたら

一度「間違えたとこだけノート」を総復習します。赤シートで隠れるように作ってあるので簡単なはずです。小さいノートなら持ち運びも簡単ですし。

 

問題集は何周もしましょう。

この時、全ての問題について解きなおすのはやや非効率的です。

では、どこを解きなおすか?

そうです、?と/のマークがついた問題です。

 

解けるようになったらOKマークでも付けると励みになりますし、2回目も解けなければ?を追加したり反対向きに車線を引いて✖にしたり、工夫してわかりやすくしましょう。

僕の使っていた英単語帳には✖を通り越して

Ж←これに横線が入ったもの

が付いている単語もいっぱいあります。

4回間違えたということですね。単語帳では「間違えたとこだけノート」を作っていなかったのでこういうことになりました。

 

僕はこの方法を世界史と英語(文法)について実施して、明らかに伸びました。

ノートを作る時にも覚えるし、そもそも一度間違えた問題なので記憶にも残るしでかなり定着しているという実感を得られました。

この記事を読んでくださった方も是非取り組まれてはいかがでしょうか?