英語の勉強法③
単語はひと通り覚えた、文法も参考書を1冊終わらせた、というような感じでできたら、読解の練習に対してスムーズに入っていけると思います。
単語帳や文法書をやってから読解、というのでは始めるのが遅くなってしまうので、並行してやっていった方がいいです。
読解の問題集の選び方としては、パラパラと中を確認して、「何とかなりそうだな」と感じるレベルのものを使いましょう。
あまりにも簡単、ということはないかもしれませんが、難しすぎるものもあります。
辞書なしではほとんど読み進められないような文章は、その時点で解くのには適していません。
僕自身も高2の冬にモチベーションが高まりすぎて早稲田の政経の過去問を解こうと試みましたが、わけわかんなすぎてやめました。辞書を引きながら問題を解くのは時間の無駄です。
僕がオススメしたいのはこちら。
- 作者: 杉山俊一,塚越友幸,山下博子,早崎スザンヌ
- 出版社/メーカー: 河合出版
- 発売日: 2005/05/01
- メディア: 単行本
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「やっておきたい英語長文」シリーズです。
300,500,700,1000とだいたいの単語数で分かれています。
500が標準レベル、不安があれば300から始めていくべきで、最難関大学でも700でいいかと。1000は早稲田の法学部や慶応の法学部等、ちょっと特殊な入試ぐらいでしょうか。
この1冊をやり切るだけでも十分に対策として成立します。
あとは受ける大学と同じぐらいのレベルの大学の過去問をやることが大事でしょう。
色々な分野の問題を解くことで、その分野についての知識もついてきて、次に読むときの助けになります。
僕はド文系でしたが、たまに早稲田の理系の過去問を解いたりしてみていました。出題の仕方が違うので、気分転換にもなります。
では、文章を理解するための方法をいくつか。
①接続詞に注目
and やbutといった接続詞の後は、筆者が強調したい部分になっていることが多いです。そのため、前後関係に注目しながら読んでいくと言いたいことがつかめてきます。
② どういう意味を持つ文・段落なのかを見極める
現代文の問題と似たようなところはありますね。
書かれている文にはすべて理由があります。
主張の展開なのか、具体例の提示なのか、反論の説明なのか…
言いたいことが分かれば、その中にいくつか知らない単語があっても推測でカバーすることができます。
(どういう立場から書いているのか、を理解するための最低限の単語力は必要です)
③言い換え、繰り返しに注目
重要なポイントを繰り返したり何度も言い換えるのは日本語でも英語でも共通です。
in other words, shortly, といった表現の登場には要注意です。
①と重なるかもしれませんが、それこそこのテーマが伝えたいことであるという1番の証拠です。
いかがでしょうか?
実際に数をこなすことでしか読解力はつかないという意見もあると思いますが、注意するべきポイントを押さえたうえで練習する方が間違いなく効率は良くなると思います。ぜひ実践してみてください!
英語の勉強法②
前回の記事では、単語力の強化に焦点を当てて書きました。
どんな形式の試験でも、書いてある単語がわからなければ話になりません。ということで、単語帳を活用して語彙を増やすべきだということです。
ただ、単語帳だけに時間を費やすのは無駄なので、スキマ時間をうまく使い、机に迎える時間は他の勉強に使った方がいいとは思います。
さて、今回は「文法力」についてです。
単語力と同様、こちらも非常に重要です。文法事項を分かっていないと読めない・意味を理解できない文章はたくさんあります。
文法力といっても様々で、時制に関するルールや前置詞等の使い方、不定詞と動名詞の区別など多岐にわたります。
共通して言えるのが、「使いながら覚えるのが最も効率が良い」ということです。
これはどの分野でも共通かもしれませんが、やはりインプットとアウトプットのバランスが必要です。どれだけ知識を詰め込んでも、使い方を知らなければ得点力は向上しません。
そのため、文法力の強化においてもインプットとアウトプットの2段階の勉強が必要になります。
ただ、どちらかのみをやってから、ではなく両方を同時進行でやることが肝心です。
「この文、この間やった参考書で見た!」とか「前解けなかった問題、こういうことだったのか!」という発見に出会う可能性が高くなります。
記憶は感情と結びつけると強化されるんだそうです。なので、ただただ暗記しているよりも、何らかの感情を持った方が効率よく覚えられるということです。
ただ、喜怒哀楽を込めるのはなかなか難しいと思いますので、「驚き」をもって接するのが1番簡単だと思います。
では、インプットについて。
高校のテキストでも十分ですし、参考書の類もたくさん出回っています。自分に合いそうなものを選べばよいでしょう。
基準としては
・見やすさ
・項目のまとまり方
・程よいアウトプット要素(練習問題があるか)
等でしょうか。
Next Stage 英文法・語法問題 3rd edition
- 作者: 瓜生豊,篠田重晃
- 出版社/メーカー: ピアソン桐原
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僕が使っていたのはこちらです。ド定番ネクステージ。
適度に練習問題があり、これ1冊で大学受験まで対応できます。
ただ、どうやら改訂されたようです。そのあとのことはよくわかりません…
VintageやForest を使っている人もいましたね。
学校で配られたりもするので、それをまず完璧にすればよいのではないでしょうか。
アウトプットにはこちら。
全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)
- 作者: 瓜生豊,篠田重晃
- 出版社/メーカー: 桐原書店
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延々と問題があります。演習用には最適です。
ただ、さすがに飽きてくるかもしれません。気合いが必要です。
授業用に薄い問題集が配布されたりする学校もあると思うので、そちらを繰り返すだけでもアウトプットには十分だと思います。
どうでしょうか?
アウトプットしながら覚えていく、というのが他よりも重要な分野だと思っています。しかも、覚えたことが確実に得点につながってきます。
単語力と文法力の基礎を確立して、そこから読解や英作文といった応用的な分野に進んでいくとスムーズに勉強が進むと思います。
英語の勉強法①
いよいよ具体的な話をしようかなと思います。 まず初めに英語の話。
英語というのは、他の科目に比べてかなり特殊であり、誰にでも平等にチャンスがある科目だと考えています。
言語を扱う科目でありながら、国語と違って日常的に使うことがないという点。
本格的に始めるのが基本的には中学校で、横一線のスタートであるという点。
他の科目に比べて丸暗記する事項が少なく、どんな始め方をしてもある程度成長が見込める点。
これらの特徴を見ると、まずは英語に対する苦手意識をなくし、そこから勉強に対するポジティブな姿勢と考え方を獲得、他の科目にもチャレンジしていくというのが良いと思います。
では、書いていきましょう。
「英語の勉強」といっても漠然としすぎているので、大学入試の受験勉強に絞りましょう。
得点力を高めるためには何をすればいいか?
⑴単語力の強化 ⑵文法事項の理解 ⑶読解力の向上
この3点に尽きると思います。
1点ずつ書いていきます。
⑴単語力の強化
英語の文章を読むときに、いちいち辞書を引いていたら遅くて仕方ありません。そもそも辞書を持ち込める試験なんてほぼないので、できる限り覚えておく必要があります。
そのために、日々の演習でわからなかった単語を覚えていくのはもちろんですが、単語帳の活用も必要です。
僕が使っていた単語帳はこちら。
キクタン「Basic」4000―聞いて覚えるコーパス英単語 (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)
- 作者: 一杉武史
- 出版社/メーカー: アルク
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Basic,Advance,Super と3段階あり、それぞれCD付きなので耳からも覚えられるのが特長です。
Super は非常に難易度が高い単語も多いので、Advanceまでしっかり覚えていれば十分かと思います。
通学時間やちょっとしたスキマ時間にどんどん回しましょう。僕はBasicを8周、Advanceは10周以上しました。
ある程度英語力に自信が付いたらこちら。
ちょっとした文章の中に重要な単語が入っています。
単語帳としてはもちろん、試験前の英語脳への切り替えにも使っていました。
(日本語脳と英語脳ってほんとにあるようで、何もしないとスッと試験に入っていけない気がします、経験上)
以下は使いはしなかったものの、評判も良く役立ちそうなものです。
例文が付いていること、単語がカテゴリーごとに分類されていることなどが良い点です。
こちらはちょっと厚いので持ち運びにはやや不便かもしれません。
- 作者: 鈴木陽一
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CD付きなのは良いポイント。文章ごと覚えられるのであれば読解力の向上や作文にも使えそうです。
単語帳だけでもたくさんの種類があって悩んでしまいそうですが、基本的には掲載されている単語に大差はありません。
選ぶポイントは「長く使い続けられるか」 という点に尽きると思います。
何冊も単語帳を買うのはもったいないです。これだ!と思ったものを使い倒しましょう。
合格の可能性
何かしらの目標を持っていないと勉強というのは苦しく、進まないものです。
目標として最もわかりやすいものは「合格」でしょう。
少し話はそれますが、大学の入試でも資格試験でも合格/不合格という区別は非常に重要です。
ペーパーテストが人間の価値を決めるなどとは全く思っていませんが、わかりやすい基準を提供するという面においては手軽かつ明確です。面接やグループディスカッション等の手段では受験者を差別化することはとても難しいです。
合格するためには最低点を1点でも上回ることが絶対条件で、点数さえよければ人間性や育ってきた環境を無視して人生を切り開くチャンスを獲得できるわけです。
この区別が合格者を過度に称賛し、不合格者には冷淡に接する風潮の一因ではないでしょうか。
さて、なぜこんな話をしたかというと、「合格」という二文字が持つチカラをお伝えしたかったからです。
合格すれば人生バラ色(になる可能性の上昇)ですが、不合格なら再び次の試験まで勉強の日々です。
資格試験ならともかく、大学受験ともなれば丸々1年を棒に振ることになります。
「1年ぐらいの回り道大したことはない」などという人もいますが、結局のところ浪人してよかったという人を見たことはありません。
あくまでも「浪人は悪いことではない」というだけで、「浪人するべきだ」ということではないのです。
できることならば現役で、しかも目標を下げることなく合格できるのが1番ですよね。合格はあくまで次のステージへの通過点でしかないですから。
さて、それを踏まえて合格の可能性を確認しながら勉強することの重要性です。
合格ラインと現在地の差を確認することで、勉強の方向性を修正したり、場合によっては志望校の再検討を行う必要性も出てくるでしょう。
受験勉強の最初期にはひとまず仮にでも目標を立てておくべきですが、勉強の様子からもうワンランク上の学校に行ける、あるいはちょっと厳しそうだ、となるケースも出てくるでしょう。それは悪いことではなく、自分を客観的に見られているので良い事です。
合格の可能性を考えるにあたって、いくつか参考にすべきデータがあります。
①過去の受験者データ
最低点はもちろん、最高点、平均点など多くの情報が開示されています。
「あと〇ヶ月で英語を△点アップさせ、全体で☆点とって合格ライン+10点で合格する」という目標設定は非常に有効です。一度立てた目標は定期的に再検討し、必要であれば修正を加えましょう。
②模擬試験のデータ
全国の多くのライバルが受験する模擬試験は非常に貴重な資料です。
あと何人抜かせば合格ラインに到達できるのかを考えることでモチベーションの向上につながります。
僕の場合には11月の一橋模試でE判定、あと100人抜きが求められる状況でしたが、世界史と英語を伸ばした結果合格につながりました。
模試を受けた時の判定は重要ではありません。それよりも自分の伸びしろとライバルの数を把握するのに使った方が良いと思います。
③自分の偏差値推移表
だいたいのものでも構いません。ただ自己評価として、客観的に数字が見られた方がいいです。
勉強をある程度継続していく中で、偏差値の変化に注目しましょう。
何も変わっていなければ成績としては変化なしです。やり方を変える必要があるかもしれません。
何の教科が伸びたのか、落ちたのか、今後伸びしろのある部分はどこか…
しっかりと分析して次につなげましょう。復習はそのあとです。
いかがでしょうか?
これらのデータを基にすれば自分の合格可能性をある程度判断することが可能になります。
あとは自分の努力次第で未来はいくらでも変わります。
テーマのある勉強
先日、ゼミの面接というものをしてきました。
一橋大学では3年生から後期課程という位置づけになり、ゼミが必修となります。
定員が10人以内と決められているということで、面接による選考が行われます。選考に落ちてしまうと不本意なゼミ選択になってしまうので割と重要なイベントです。
その面接の中で1番問われたのが、「なぜ政治学の分野を学ぶのか」という点でした。
教授自身もおっしゃっていましたが、ゼミ全体の研究の方向性と個人の方向性の不一致を防ぐためには個人の研究に対する意識を明確にしておかなければなりません。
そのために、普段から自分のやりたいこと、問題意識とキチンと向き合う癖をつけておくことが必要になるということを感じました。
で、この時思ったんですが。
これってどの段階の勉強においても共通しますよね?
受験勉強であれば、「自分が今克服しなくてはいけない分野は何なのか」を自問しつつ勉強することはとても大切です。
しかも、できるだけ細かい自己分析が求められます。
単に「英語の偏差値が低い」「数学が苦手」では不十分です。偏差値は見ればわかりますし、苦手も自分が一番知っています。
分析ですから、もう一段階踏み込んで考えましょう。
「英単語があやふやだから問題文の理解不足になりやすい」とか「長文読解の練習が足りていない」とか。
あるいはもっと一般的に「長時間の試験に耐える体力・集中力がない」「外部の試験だと緊張して実力を出し切れていないように思う」等でも可です。
面接においても、事前準備として考えていた際に同様のプロセスを踏みました。
「社会について踏み込んで学びたい」⇒「政治を切り口にしたい」⇒「その中でも政治哲学の研究を通して社会の問題点を明らかにしたい」という風に、段階を追ってやりたいことを明確にしました。
分析した後は、現状を踏まえた今後の方針を決めることが必要です。
「苦手な長文読解は毎日1本は必ず読む」「問題集を1日5ページ以上やり、2周することで定着を図る」など。
面接であればここの部分を話すと志望動機になります。
ということで、勉強するにも何にしてもテーマ(目的)をもってやっていくのが1番重要ですという話です。
最大の目標は合格ですから、そこから逆算して必要なことを考え、日々の計画に落とし込んでいくのが大切です。
※こんなテーマで書いてほしい、というリクエストや感想、疑問等ありましたら是非コメントお願いします!
受験のスケジュール
受験、特に大学受験を想定してスケジュールの組み方、考え方を書いていきます。
この記事を書くにあたって、高校を卒業したての自分が書いた合格体験記を参考にしました。
重要な目標はただ一つ。
「本番の試験に照準を合わせ、合格最低ラインを1点でも上回って合格を決める」
ことです。
極端な話をすると、一切勉強していなくても希望の進路に進めるならそれでもかまいません。
受験勉強という努力の蓄積から得られるものも少なくないとは思いますが、その時間を他のことに費やすという選択もアリです。
ただ、そんなに甘い話もありません。
何の努力も勉強もせずに進める進路よりも、苦労と努力の末に選び、つかみ取った進路の方がその先も努力し続けられると思います。
では、勉強していく上でのスケジューリングです。
塾や予備校に通う人、学校だけでその他は独学という人、様々だと思いますが、基本的には変わりません。
「授業で学んだことを自分のものにするための勉強」+「受験において自分だけに必要な勉強」の2つをバランスよく組み合わせて時間配分をすることが大切です。
前者の代表例は授業の復習や定期テスト対策、後者の例はいわゆる「受験勉強」、昔習った範囲の復習や問題集、過去問に取り組む時間が挙げられます。
1月にセンター試験、2月に本番の試験があると想定します。高校3年生ないし浪人生をイメージしたものですね。
4~7月はまず何よりも授業内容の定着です。未習範囲が残っているところで背伸びして問題を解いても基礎が固まっていないとつまづいた時に困ります。慌てず、1つずつ身に着けていきましょう。ここでの学びをおろそかにすると、最後の最後で単調な復習に時間を取られることになり、焦りが募るばかりです。
予備校が主催する模試もあると思いますが、雰囲気慣れと問題演習というつもりで受験するのもいいかもしれません。ただ、問題を解く力は不十分なので点数や志望校の判定を気にする必要はありません。
夏休み期間には、まとまった時間を確保することができるため多くの受験生が頑張りだします。
「夏を制する者は受験を制する」とはあまりにも使い古されたセリフですが、間違いないと思います。可能な限り勉強に時間を費やし、必要な部分に必要なだけ努力をしましょう。
特に重要なのは
①歴史の未習分野をなくすこと
②英文法の抜けをなくすこと
③数学の問題演習
だと思います。
いずれも手持ちの教科書や参考書を駆使し、時には教員の助けも借りつつ、8月ちゅうに終わらせておきましょう。
歴史については、中高一貫の学校でもない限り教科書すべてを納得いく形で教え切るのは不可能です。自分で何とかするのが今後のために正解です。
9~11月
夏休みに獲得した大量の知識を生かし、問題演習を行っていきましょう。
志望校と同じランク、またはその1つ下のランクの大学の過去問をやって得点力を養っていきましょう。
志望校の過去問はセンター試験後にも解くことになるため、取っておいた方が後々新鮮な気分で望めます。
分からない範囲は必ず基本に立ち返って復習し、「間違えたとこだけノート」の作成もぬかりなくやりましょう。
こちらの記事も参考に。
模試も多くなってきますね。マーク式・記述式共に受験し、自分の現在地を定期的に確認して勉強の方向性を修正するようにしましょう。
12月
センター試験対策に本腰を入れる時期です。
個別試験よりも簡単なことが多いですが、無対策だと点が取りにくい部分もあります。
過去問を中心にして、基礎の最終確認の意味も込めて丁寧に取り組みましょう。
1,2月
センター試験が終われば個別試験一直線です。
ここまでくると戦略も大事になってきます。
第2志望や滑り止めの試験にどれぐらい時間を費やすのか、何の科目で受験するのか、をよく考えないとすべてが悪い方に向かってしまいます。
国立文系志望者が私大で歴史の代わりに数学を使う例がありますが、よほど自信がある場合以外は本職の歴史で挑むべきです。
数学は計算ミスで大減点されるリスクを常に背負っていますが、歴史はそれがありません。いかに細かい範囲を出題してくると言っても、勉強の範囲を少し拡大すれば対応可能です。
後は体調管理を万全にして、少し周りを見下すぐらいのメンタルでいった方がいいかもしれませんね。
ざっくりしたスケジュールとしてはこんな感じです。
ゴールから逆算して1ヶ月の目標、1週間の目標を決めていくスタイルでいるといいでしょう。こまめな修正も忘れずに。
高い目標を掲げ、簡単にあきらめないことが一番のポイントです。
勉強法③
今回書いていくのは「問題集の使い方」です。
この使い方をすると、「間違えたところを徹底的に対策すること」ができるようになり、結果として劇的に得点力が向上します。
受験勉強はもちろんのこと、資格試験においても非常に有効な方法として使えるはずです。
用意するものは
・オレンジペン ・赤シート ・ポケットサイズのノート
です。あとは言わずもがなの問題集、筆記用具、解いていくための紙ですね。
解いていく紙はノートを使うよりもコピー用紙のような白紙を使う方が安くて気兼ねなく使えるように思います。学生であれば配布されたプリントの裏も有効活用しましょう。
⑴さて、まずは問題を解いていきます。
この時は特別なことはありません。ゴリゴリ解いて、ゴリゴリ進めましょう。
ただし、わからない問題にいつまでも時間をかけるのは無駄なのでスパッと飛ばしましょう。
1つだけ。解きながら問題集にチェックを入れます。自分が分かればどういった形でもいいんですが、僕の場合は
さらさら解けたもの…無印 迷いつつ解答したもの…?マーク
全く手が出なかったもの…/
という風にしていました。 /については後々また活用される機会があります。
⑵ひと区切りつくまで解いたら答え合わせに入ります。
この時気にしてほしいのは?と/のマークの問題です。
さらさら解けた問題については何も言うことはありません。解説を読んで「そうそう、解答の根拠はここだよね」みたいな感じで納得しておけばOKです。
?と/については、今回たまたま正解の場合もあるでしょう。しかし、放っておくと再び間違える可能性が非常に高いです。
ただ、それは裏を返せば「しっかり対策すれば得点力が明確に上がる」ポイントだということです。
では、どう対策するか。
「間違えたとこだけノート」の作成です。
シンプルで遠回りなようですが、これが一番効きます(体験談)。
何しろ「今まで間違えた問題がすべて載っている」のですから。これはもう自分専用、世界最強の参考書といえるでしょう。
作り方は簡単。
間違えた問題を書き出し、解答をオレンジペンで書きこむ。
基本的にはこれだけです。
余裕があれば周辺知識(世界史の周辺情勢、英語の関連単語など)も書き加えるといいですが、そこは個人の裁量です。問題集に取り組む時間が短くなってしまうのも考え物ではあります。
⑶
⑴ ⑵ を繰り返し、そこそこたまってきたな、という印象を受けたら
一度「間違えたとこだけノート」を総復習します。赤シートで隠れるように作ってあるので簡単なはずです。小さいノートなら持ち運びも簡単ですし。
⑷
問題集は何周もしましょう。
この時、全ての問題について解きなおすのはやや非効率的です。
では、どこを解きなおすか?
そうです、?と/のマークがついた問題です。
解けるようになったらOKマークでも付けると励みになりますし、2回目も解けなければ?を追加したり反対向きに車線を引いて✖にしたり、工夫してわかりやすくしましょう。
僕の使っていた英単語帳には✖を通り越して
Ж←これに横線が入ったもの
が付いている単語もいっぱいあります。
4回間違えたということですね。単語帳では「間違えたとこだけノート」を作っていなかったのでこういうことになりました。
僕はこの方法を世界史と英語(文法)について実施して、明らかに伸びました。
ノートを作る時にも覚えるし、そもそも一度間違えた問題なので記憶にも残るしでかなり定着しているという実感を得られました。
この記事を読んでくださった方も是非取り組まれてはいかがでしょうか?