現役一橋大生、勉強と学問について語る

これまでの経験を活かし、勉強や学問、努力といったことについて語ります。学生時代の備忘録という役割も兼ねています。

テーマのある勉強

先日、ゼミの面接というものをしてきました。

一橋大学では3年生から後期課程という位置づけになり、ゼミが必修となります。

定員が10人以内と決められているということで、面接による選考が行われます。選考に落ちてしまうと不本意なゼミ選択になってしまうので割と重要なイベントです。

 

その面接の中で1番問われたのが、「なぜ政治学の分野を学ぶのか」という点でした。

教授自身もおっしゃっていましたが、ゼミ全体の研究の方向性と個人の方向性の不一致を防ぐためには個人の研究に対する意識を明確にしておかなければなりません。

そのために、普段から自分のやりたいこと、問題意識とキチンと向き合う癖をつけておくことが必要になるということを感じました。

 

で、この時思ったんですが。

これってどの段階の勉強においても共通しますよね?

受験勉強であれば、「自分が今克服しなくてはいけない分野は何なのか」を自問しつつ勉強することはとても大切です。

しかも、できるだけ細かい自己分析が求められます。

単に「英語の偏差値が低い」「数学が苦手」では不十分です。偏差値は見ればわかりますし、苦手も自分が一番知っています。

分析ですから、もう一段階踏み込んで考えましょう。

「英単語があやふやだから問題文の理解不足になりやすい」とか「長文読解の練習が足りていない」とか。

あるいはもっと一般的に「長時間の試験に耐える体力・集中力がない」「外部の試験だと緊張して実力を出し切れていないように思う」等でも可です。

面接においても、事前準備として考えていた際に同様のプロセスを踏みました。

「社会について踏み込んで学びたい」⇒「政治を切り口にしたい」⇒「その中でも政治哲学の研究を通して社会の問題点を明らかにしたい」という風に、段階を追ってやりたいことを明確にしました。

 

分析した後は、現状を踏まえた今後の方針を決めることが必要です。

「苦手な長文読解は毎日1本は必ず読む」「問題集を1日5ページ以上やり、2周することで定着を図る」など。

面接であればここの部分を話すと志望動機になります。

 

ということで、勉強するにも何にしてもテーマ(目的)をもってやっていくのが1番重要ですという話です。

最大の目標は合格ですから、そこから逆算して必要なことを考え、日々の計画に落とし込んでいくのが大切です。

 

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