歴史科目の勉強法②
さて、前回の記事で勝負する科目は決めましたね?
では、ここからが本番です。
歴史の勉強というのは大きく3つの段階に分けられます。
流れの把握、因果関係の把握、出来事や人物についての暗記
です。
①流れの把握
これは大まかな流れを理解することを指します。
例えば世界史のフランス革命のあたりであれば、
旧体制への不満の高まり→民衆の蜂起→国王の処刑→共和制の樹立→安定へ…
というような流れがあるわけです。
で、その中に1789年バスティーユ牢獄襲撃事件とか(他にはもう忘れましたが)
色々な出来事があり、それぞれの因果関係があるわけです。
細かい事項をインプットする前にこうした流れを確認しておくというのは非常に重要です。
②因果関係の把握
大まかな流れを把握し終えたら、次はそれぞれの出来事に注目して学んでいくことが求められます。
歴史には必ず因果関係があり、そこについて注意深く考えることで理解を深めることにつながります。
③出来事や人物の暗記
ここが一番歴史の勉強という感じになってくるかもしれません。
ただ、①②をしっかりやっているとそこまで単純暗記にはならないと考えています。
理屈で納得できたことは頭にも残りますから。
後は、「なるべく多くのことと結びつけながら覚える」ということも必要であると思います。
近代に入ってくると、政治家が色々な方面で関係を持っていたり国同士の関係も複雑になってきます。
その辺にも注意を向け、出来事のつながりを意識しながら学んでいくと無理やり暗記という場面はかなり少なくなり、ある意味で論理的な思考力を必要とされる部分が大きくなってきます。
以上が基本的な勉強の流れになると思います。
ただ、試験までの期間と知識の定着度を考えて、時間配分は自力でうまいことやっていくことになると思います。